【連載】映画と私たち「50代後半からの再婚について」(ふじやまままこ)その18
対談する人
ふじやまままこ
60年代前半に東京で生まれる。広告会社、新聞社、出版社などを経てライターに。斎藤先生とは18歳くらいの時に一度会う。その後30代後半で再会。ウツや発達障害を抱えつつ、なんとなく生きている。
50代後半からの再婚について
で、結婚はね、もう入籍とか考えなくていいよ。
―やっぱ無理かあ。
結婚、一度したからいいじゃない。
― う~ん失敗したからリベンジしたいのかも
ジョーカーも独身だろ。
―彼女いたことなさそう、いても想像の彼女だったかな。
あなたはマッチングサイトで選んでもろくなの選べないと思うよ。自己評価が低すぎて。自分にはこれくらいがいいだろうとダメなの選ぶから。
―えー!そうかも!自己評価低い人は婚活だめなのか。確かにダメな人のほうが自分には合ってるってなんとなく思ってる気がする。
エロいお金持ちみたいなのは避けてる。
―エロいお金持なんて考えたこともない!それは騙されてもいいってことですか。お金分けるお金持ちならいいけど、ケチな人が多いってよく聞きます。
美女に囲まれてるようなね。だけどそういう人にも妻は必要でしょ。
―家政婦?まあ半分は。でも妻としての権威は主婦だから、主な女(主婦)としての力を与えてくれる。
―家事ができるアピールが必要そう。私は苦手だから無理かも。
でも家事は関係ないんだよ。メイドを雇えばいいんだよ。
―でもメイド代わりに妻が欲しい人は多いですよ。お金持だとよけいに。
だけど60歳過ぎの金持ちだったら、料理が好きなしっかり者なんかつまらないんじゃないかな。
―そういえば、木島佳苗(連続婚活不審死事件、3人を殺人、2007~2009年)も筧千佐子(関西青酸連続死事件、2007~2013年、「後妻業事件」のモデル)も料理上手とか、家事できるアピールがすごかった。そこがモテポイントになるからですよね。でも、先生の言う通りだとしたら、私でもニーズあるかもですけど。どうも「男は胃袋をつかめ」とか抵抗が。まず言い方が嫌い。と言うか、自分は戦略がないからこうなってるし。
要するに家事やおむつの世話とかって専門家に頼める仕事だからね。ヘルパーさんとか介護の人とか。宅配弁当なんて糖尿病や蛋白制限の人たちの弁当だって冷凍で届けてくれますよ。生で会える女性に家事だの料理だの求めるのは勿体ない。一緒に映画や芝居を見にいくとか、バードウォッチングとか、セックスとか一緒にする人が欲しいんだよ。
―一方で女性が求めるのは、おそらく安定ですよね。
でも石原慎太郎みたいな男だったら、晩年までヨット乗ってただろうし。ヨットって、結構大変でさ。帰ってきた後に帆を洗ったり、マストしまったり、几帳面じゃないとできない。そういうの一緒にやってくれて、海の上で釣った魚を食べたりするのが好きみたいな女の方が愉快だよね。
―裕次郎じゃなく?ヨット体力必要みたいですよ。女性も結局、スポーツ系か(泣)つか慎太郎ムリ。
〈続く〉