Re.Adv養成講座のご案内

アルコール依存、対人恐怖、うつ病、ひきこもりの当事者、その親や配偶者などを経験している人で、自らの体験に基づく助言活動をする人を養成することを目的にしています。

募集について

※第6期リカバリング・アドバイザー養成講座は、定員に達しなかったため開講中止となりました。

出願資格

■ アルコール依存、対人恐怖、うつ病、ひきこもり等の当事者、または、その親や配偶者などを持つ人で、自らの体験の基づく助言活動をしたいと考えている人

■ 過去に当事者であったこと、もしくは現在も当事者であることを自覚している専門家

■ 上記に準じる人

講義内容(全200時間)

第1部:アディクションアプローチと精神医学

精神疾患の分類・各疾患について/統合失調症・うつ・双極性障害/不安・強迫・身体化障害/摂食障害および物質関連・嗜癖障害/PTSD/解離性障害/パーソナリティ障害

第2部:アディクションアプローチによる精神療法

精神分析と自由連想/家族療法とシステムズ・アプローチ/戦略的アプローチとリフレーミング/ミルトン・エリクソン的アプローチ/治療的対話としてのシェアリング・グループ/PIAS/精神保健福祉/面接法(成人/児童)/カウンセラー倫理/認知行動療法/ジェンダー問題/心理テスト

講師

斎藤學、玉井仁、木附千晶、小林ちはる、佐久間綾子、山中達也 他(予定)

会場

未定

開催概要

■ 通学コース(日曜日)*今期は通信コースの募集はありません

■ 受講期間:2019年6月~2020年3月 13:00~18:00(講師によって多少変動します)

■ 受講時間:約160時間

■ 募集人数:15名程度

■ 受講料:60万円(税込)

■ 受講に先立ち、書類選考があります。選考料:5000円(税込)

応募方法

申込書/志望理由書にご記入の上、申込受付窓口まで郵送、FAXまたはご持参ください。

受付期間:
2019年4月20日~5月20日
申込窓口:
東京都港区麻布十番2-14-6 イイダビル2階 PIAS麻布コレクティヴ事務局

斎藤學からのメッセージ

1980年台、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス郊外にあるヘーゼルデン・インスティテュートという、アルコール・薬物依存者回復施設に滞在した際、”リカバード(回復者)カウンセラー”なるものを初めて知った。そこでは、医者も精神科医も非常勤で、専ら回復者カウンセラーがセラピストを勤めているのが印象的だった。

その後訪れた、フィラデルフィアのペンシルヴェニア大学のアルコール・薬物専門外来でも、数人のリカバード・カウンセラーが、正規のカウンセラーと一緒に働いていた。リカバード・カウンセラーの方はAA(アルコホリックス・アノニマス)やNA(ナルコティクス・アノニマス)を使って断酒・断薬を達成してから18ヶ月ほどの研修を受けてカウンセラーとしての資格を与えられていた。

日本全国に約90ヶ所の施設がある「ダルク(全国薬物依存症者家族連合会)」でも、元嗜癖者がカウンセラーを勤めている。つまり、既に沢山のリカバードないしリカバリングのカウンセラーが存在している。

男女のうつ病者や女性の摂食障害者や、主として男性の自己愛的対人恐怖者(「ひきこもり」の多くはこのタイプ)たちは、医師や心理セラピストによる「治療」が効果を持たないことが多いことを考えると、リカバリング・カウンセラーによる自助的で、シェアリングを多用する回復の場が有効ではないかと考える。

回復者や回復途上者に自らのアディクションについての経験を、同じようなアディクションに悩む人の回復に役立てるために、最低限の精神医学や精神医療の知識を学んでもらおうというのが、この講座の主旨である。

自分にとって負の遺産と思えるような経験が、人のために役立つわけで、人をエンパワーできる現実を知ることで、本人も次のステージに移行できる。

それぞれの経験と個性を活かしたリカバリング・アドバイザーが増え、職業として認められ、多くのリカバリング・アドバイザーが活躍するのが夢である。