【連載】映画と私たち「グループLINEとSNSのユウウツ」(ふじやまままこ)その16
対談する人
ふじやまままこ
60年代前半に東京で生まれる。広告会社、新聞社、出版社などを経てライターに。斎藤先生とは18歳くらいの時に一度会う。その後30代後半で再会。ウツや発達障害を抱えつつ、なんとなく生きている。
グループLINEとSNSのユウウツ
-今、結構グループLINEが辛いんです。
なにそれ。グループライン?
-昔からの友達6~7人とグループLINEをしてるんですけど…LINEでグループを作って。
せっかくの表現力、そんなとこに使っちゃ面白くないよ。
―何十年も付き合いのある友人たちだけど、結局一人ずつではなく、あくまでもグループの付き合い。だから親しくない人もいる。そうすると私は言葉が足りないので、なんか発言すると誤解されたりしてしんどい。抜けるのもすごい勇気がいる。色々捨てないといけないから。
続けるのも表現のひとつじゃないですか。
-LINEというかSNSがですね?他のメンバーは自分の行動、今日はスポーツをした、登山した、こんな花が咲いていたとか、今日はどこどこにいますとか。自撮りしまくってる人もいる。他人に自分の行動を見せたい、教えたいと思う人の気持ちがわからないんですよ。充実していますと言いたいのか。いちいちそれにほめるコメントする気持ちになれない。自分にとって気持ちよくなれる要素が何もない。でもLINEやめれば友達をやめることにもなる。嫌がってんのは私だけかもしれないけど、グループLINEが辛いっていう人は、世の中には結構いると思うんです。
ああいうのって即返さないと、なんか考えてんのかな、とか言われたりするんでしょ。
-確かに、こんなこと言ってる私も、返信がなかなか来ないとき心配しますもんね。ダメだ、まんまとはまってる。
いやだね~私はLINEも使わないから、言われることはないけど、初めからそんなのやらない人はいいけど、世捨て人みたいになっちゃうよね。
―世捨て人になる自信も強さもないという…
でも表現はした方がいい。ここで何人かと対談をして、PIASのサイトに載せるんだけど、面白ければブックレットやなんかにするかもしれない。それも表現になる。私のほうは別にそこで表現っていうんじゃないけど、いや表現かな。ちゃんと生きてるってことをね…
―先生のすごさは、私がポンって言ったことに、一見関係がなさそうな話をしてて、「質問に答えてくれなくて関係ないこと言ってるよ~」と思ったら、最初の私の発言に帰結する。 みんなが知りたい内容の話になって、返ってくるんですよ。それがこの対話の音源起こしててわかることもあります。
〈続く〉